【コンサル】エスネットワークス:無名でも東大・京大・一橋が集まる。採用ブランディング事例
東京駅近くに事務所を構える会計事務所系のコンサルティング会社エスネットワークスは、採用人数は満たせても母集団の質が上がらないという状態から、採用ブランディングで「外部CFO」という強みを言語化し、初年度から東京大学・京都大学・神戸大学などの難関大生が入社する採用へと転じました。無名の会社が、大手コンサルティングファームや4大監査法人系を蹴って選ばれる採用へ変わった事例です。ここでは、その取り組みの中身と年度別の効果を紹介します。
この事例のポイント
- 採用人数は満たせていたが、母集団の質を引き上げることが課題だった
- 「外部CFO」という最大の特徴をスローガン「経営のど真ん中を行け、CFO。」に凝縮した
- 2017卒(同社初の新卒採用)で東京大学・神戸大学・京都大学などが入社した
- 2019卒までにコンサル関連の競合と比較検討されても選ばれるようになった
- 中途採用でも大手コンサルティングファームや4大監査法人系を蹴って選ばれる採用へ転じた
目次
- 課題:人数は採れても母集団の質が上がらない
- やったこと1:外部CFOの強みをスローガンに凝縮する
- やったこと2:採用戦略とフローを設計し、制作物を刷新する
- やったこと3:パンフレットでクライアントとの対談を可視化する
- 効果:無名から、難関大と大手蹴りで選ばれる採用へ
- よくある質問(FAQ)
課題:人数は採れても母集団の質が上がらない
採用目標人数は満たせている。それでも満足できない。同社が抱えていたのは、数ではなく質の課題でした。
エスネットワークスは、東京駅近くに事務所を構える会計事務所系のコンサルティング会社です。企業に深く入り込み、数字の側面から経営を伴走する外部CFOサービスを最大の特徴としています。採用ブランディングに取り組む前も、中途・新卒とも採用目標人数(6名から7名程度)は満たせていました。課題は、母集団の質をもっと上げたいという点にありました。
会計・コンサルの領域では、確率論として地頭の良さを備えた高学歴層に内定を出したいという狙いがあります。しかし新卒では六大学レベルの学生に断られ、中途では知名度のある競合他社に選ばれていました。同社は知名度が高いわけではなく、候補者は4大監査法人系や大手コンサルティングファームへ流れやすい状況でした。無名ゆえに、地頭の良い層に届ききらない。これが出発点でした。
採用人数は足りていても、母集団の質が上がらない。その壁を強みの言語化で越えませんか。
https://www.musubi-inc.co.jp/musubi-contact
やったこと1:外部CFOの強みをスローガンに凝縮する
採用ブランディングではまず、ワークショップで自社の「らしさ」を言語化しました。
同社の最大の特徴は、外部CFOとして企業に深く入り込み、数字の側面から経営のど真ん中を担う点にあります。会計の処理を請け負うだけではなく、経営者の隣で意思決定に関わる。その仕事のプライドをスローガン「経営のど真ん中を行け、CFO。」に凝縮しました。無名の会社が地頭の良い層に届くためには、仕事の中身と誇りを一言で伝える軸が要ります。このスローガンが、以降のすべての制作物とメッセージの土台になりました。
やったこと2:採用戦略とフローを設計し、制作物を刷新する
言語化した強みは、採用の設計と制作物へと落とし込みました。
採用戦略と、その戦術にあたる採用フローを設計したうえで、採用ホームページを制作しました。あわせて企業ホームページも改定し、外部から見たときの一貫性を整えています。さらに採用パンフレットを制作し、スローガンを軸にした世界観で自社の仕事を伝えました。戦略・フロー・制作物を別々に扱うのではなく、言語化した1つの軸で貫くことが、母集団の質を変える設計の要でした。
やったこと3:パンフレットでクライアントとの対談を可視化する
採用パンフレットで最も特徴的だったのは、クライアントを登場させた対談企画です。
パンフレットでは、同社の担当者とそのクライアントが一緒に登場して対談する企画を実施しました。外部CFOならではの「クライアントと組んで踏み込む深さ」を、実際の関係性として可視化する狙いです。仕事の魅力を自社が語るのではなく、伴走された企業の側から語られることで、他社が真似しにくい説得力が生まれます。この対談企画は中途採用に特に効きました。なお、採用ホームページではこの対談企画は実施していません。
自社にしかできない仕事の深さを、他社が真似できない形で見せる。その設計をむすびが伴走します。
https://www.musubi-inc.co.jp/musubi-contact
効果:無名から、難関大と大手蹴りで選ばれる採用へ
取り組みの結果、母集団の質は年度を追うごとに入れ替わっていきました。
同社初の新卒採用となった2017卒では、12名に内定を出し6名が承諾。初年度からいきなり東京大学・神戸大学・京都大学などが入社し、役員が大いに喜びました。承諾したのは東京大学・神戸大学・京都大学・立命館大学・中央大学・法政大学の学生です。
2018卒では20名に内定を出し11名が承諾しました。承諾大学は京都大学・一橋大学・大阪大学・筑波大学・北海道大学・東京外国語大学・早稲田大学・立命館大学・上智大学・同志社大学・南山大学です。2019卒では20名内定・10名承諾で、一橋大学院・東北大学大学院・北海道大学・同志社大学・立命館大学・学習院大学・南山大学・立命館アジア太平洋大学・神戸学院大学の学生が入社しました。この時点で、コンサル関連の競合他社と比較検討されても同社が選ばれるようになり、他社で迷われることがなくなりました。2020卒では10名が承諾し、北海道大学大学院・東京大学・上智大学・中央大学・学習院大学・成蹊大学・立命館アジア太平洋大学などの学生が入社しています。
中途採用でも変化は明確でした。2018年以降、中途は年間33名規模へと大幅に増え、大手コンサルティングファームや4大監査法人系を蹴って、あるいはそこから移ってくる人材が増えました。無名でも、伝え方を変えれば地頭の良さで選ばれる難関大・院卒が集まり、大手を蹴って選ばれる採用へと転じたのです。
よくある質問(FAQ)
Q. エスネットワークスはどんな会社ですか。
A. 東京駅近くに事務所を構える会計事務所系のコンサルティング会社です。企業に深く入り込み、数字の側面から経営を伴走する外部CFOサービスを最大の特徴としています。
Q. どんな課題を抱えていましたか。
A. 中途も新卒も採用目標人数(6名から7名程度)は満たせていましたが、母集団の質をもっと上げたい状態でした。新卒は六大学レベルに断られ、中途は知名度のある競合他社に選ばれていました。
Q. どんな成果が出ましたか。
A. 同社初の新卒採用となった2017卒から東京大学・神戸大学・京都大学などが入社し、2019卒までにコンサル関連の競合と比較検討されても選ばれるようになりました。中途でも年間33名規模へと採用が増え、大手コンサルティングファームや4大監査法人系を蹴って選ばれる採用へ転じました。
Q. なぜ無名でも難関大の学生が集まったのですか。
A. 外部CFOという最大の特徴を「経営のど真ん中を行け、CFO。」というスローガンに凝縮し、仕事の中身と誇りを一貫して伝えたためです。地頭の良さで選ぶ層に、無名でも仕事の魅力が届くようになりました。
Q. パンフレットの対談企画はなぜ効いたのですか。
A. 同社の担当者とクライアントが一緒に登場して対談することで、外部CFOならではの踏み込む深さを他社が真似しにくい形で可視化できたためです。特に中途採用で効果を発揮しました。
Q. コンサル以外の業種にも応用できますか。
A. できます。自社にしかできない仕事の深さを言語化し、一貫して伝える発想は、業種を問わず有効です。詳しくはお問い合わせください。
無名でも、伝え方を変えれば選ばれる層は変わります。まずはむすびにご相談ください。
https://www.musubi-inc.co.jp/musubi-contact
採用力チェックシート|自社の“成功法則”を採点する
採用がうまくいく会社といかない会社を分けているのは、「21の法則」という成功法則を実践できているかどうか。全国の経営者465名調査でわかったことです。全国平均は5点満点で2.81。ところが、むすびが支援する企業は4.5以上に届きます。だから採用に成功する。裏を返せば、多くの会社はこの成功法則を持たないまま採用しているのです。21の法則で、貴社の採用を21項目・5段階で診断する「採用力チェックシート」。平均4.0以上が“ほしい人材”を獲得できる企業の水準です。採用力チェックシートに申し込むと、貴社の結果を必ずフィードバックします。まずは、自社がこの成功法則にどれだけ乗れているかを知ってください。
関連記事
- 【飲食】内定辞退の常態から承諾率94%へ。TBI JAPANの採用ブランディング事例
- 採用ブランディングとは──提唱者による定義・理論・実証データのすべて
- 採用戦略の立て方|5つの手順とフレームワーク、中小企業の成功事例
- 母集団を増やす前にやること|経営者465名調査でわかった採用成否を3.1倍動かす要因
- いい会社ほど採用で苦戦する理由|共鳴経済で読み解く打開策
もっと知りたい方へ
なぜむすびのブランディングは成功するのか。そのメカニズムを知りたい方は、弊社説明ページをぜひご覧ください。
https://www.musubi-inc.co.jp/musubi-resonance-branding/recruitment-branding
結果がでるブランディングの成功事例はこちらをご覧ください。
https://www.musubi-inc.co.jp/musubi-resonance-branding/projects
共鳴ウェルビーイングサーベイで、自社の強みや弱みを知りましょう。
https://www.musubi-inc.co.jp/musubi-resonance-branding/wellbeing-survey