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レポート

2025.08.04

AIによる採用ブランディング支援

採用活動の質を高めたい。けれど外部のコンサルを依頼するにはコストがかかりすぎる。

そんな中小企業や成長途上の組織にとって、「手軽で、実用的な壁打ち相手がいれば」というニーズは根強く存在します。このニーズに応えるべく、MUSUBIでは現在、採用ブランディングの知見を活かしたAI相談役の開発を進めています。

採用ブランディングについて相談したい方はこちらから

採用に「AI」は求められているのか

採用市場は今、大きく転換期を迎えています。求人を出せば人が来る時代は終わり、「伝え方」「語り方」が採用成否を分けるようになりました。そんな中で注目されているのが、思考の整理役として機能するAIの存在です。

採用課題の多くは「誰に何をどう伝えるか」に集約される

多くの企業が、求人を出しても応募が来ない・面接でミスマッチが起きる・内定辞退が続くといった悩みを抱えています。

その原因の多くは、「誰に」「何を」「どう伝えるか」が明確になっていないこと。戦略があいまいなまま、感覚で動いてしまっている現状があります。

でも、採用コンサルは高すぎる

採用戦略をプロに任せるには、月額10万円以上の費用が発生することも珍しくありません。特に中小企業やスタートアップでは、予算的な理由から継続的なコンサル導入が難しく、「相談したいけれど、相談できない」状態に陥りがちです。

少額でも壁打ちできる仕組み

MUSUBIが目指しているのは、数千円〜数万円の低価格帯で、採用相談の壁打ちができる仕組みです。人ではなく、AIがその役割を担うことで、コストと再現性の課題を同時に解決します。

MUSUBIのAI構想とは?採用ブランディングの知見を注入

USUBIのAI構想とは?採用ブランディングの知見を注入

「MUSUBIのAI」とは単なるチャットボットではありません。これまで採用支援の現場で磨いてきた知見や構造をもとに、実用性と再現性を備えた壁打ちパートナーを目指しています。ここでは、その構想の中身をひもときます。

実際に本を読み込ませて学習

現在開発中のMUSUBIのAIには、採用ブランディングに関する体系的な書籍や、これまでMUSUBIが蓄積してきたナレッジを段階的にインプットしています。

「採用戦略を教えて」と聞けば答えてくれるAI

このAIの目標は、経営者や人事担当者が「採用戦略を教えて」と尋ねれば、前提条件に応じて回答を返してくれる壁打ち相手になること。

ペルソナの設計、面接体験の作り方、ケーススタディの導入方法、さらには理念や文化の言語化まで、幅広く対応できるように設計しています。

「知識」ではなく「思考の整理」ができるAIへ

単なる情報提供だけではありません。壁打ち相手として、ユーザー自身の頭の中を整理し、「何が足りていないか」「優先すべきことは何か」といった思考の補助ができるような設計がコンセプトです。

仕組みが変える、採用の現場

壁打ちAIが実装されたとき、最も大きな恩恵を受けるのは「これまで相談できなかった企業」です。予算やリソースに縛られていた企業にとって、この変化は採用のスタート地点を押し上げるものとなるでしょう。

「予算がないから相談できない」がなくなる

採用相談にお金をかけられない企業でも、AIという形でプロの視点にアクセスできるようになります。
予算の有無に関係なく、一定水準以上の採用活動を実施できるようになる点で、これは大きな意味を持ちます。

再現性の高い「採用の型」が浸透する

AIが参照する知見は、むすびがこれまで数多くの企業に提供してきた再現性の高い採用メソッドです。このノウハウを全国の企業に展開できることで、「思いつきではなく設計された採用活動」を実現する企業が増えていくと期待されます。

採用コンサルの「あり方」も変わる可能性

もしこのAIが、実用に足る水準まで完成したなら月額10万円のコンサル契約がなくても、十分に戦略立案・面接設計・広報企画ができる時代になるかもしれません。採用支援のスタンダードが変わる、そんな未来が視野に入っています。

AI採用ブランディングで新たなサポート

採用活動は「伝える力」が鍵を握っています。そして、その力を磨くには、壁打ちできる相手が必要です。MUSUBIが開発中のAI相談役は、採用ブランディングの知見を活かし、安価かつ実践的な支援を提供する新たな選択肢です。

その実現に向けて、MUSUBIは可能性に挑戦し続けています。

弊社のインナーブランディング事例はこちらをご確認ください。】

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深澤 了 Ryo Fukasawa
むすび株式会社 代表取締役
ブランディング・ディレクター/クリエイティブ・ディレクター

2002年早稲田大学商学部卒業後、山梨日日新聞社・山梨放送グループ入社。広告代理店アドブレーン社制作局配属。CMプランナー/コピーライターとしてテレビ・ラジオのCM制作を年間数百本行う。2006年パラドックス・クリエイティブ(現パラドックス)へ転職。企業、商品、採用領域のブランドの基礎固めから、VI、ネーミング、スローガン開発や広告制作まで一気通貫して行う。採用領域だけでこれまで1000社以上に関わる。2015年早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。同年むすび設立。地域ブランディングプロジェクト「まちいく事業」を立ち上げ、山梨県富士川町で開発した「甲州富士川・本菱・純米大吟醸」はロンドン、フランス、ミラノで6度金賞受賞。制作者としての実績はFCC(福岡コピーライターズクラブ)賞、日本BtoB広告賞金賞、山梨広告賞協会賞など。雑誌・書籍掲載、連載多数。著書は「無名✕中小企業でもほしい人材を獲得できる採用ブランディング」(幻冬舎)、「知名度が低くても“光る人材“が集まる 採用ブランディング完全版」(WAVE出版)。「どんな会社でもできるインナーブランディング」(セルバ出版)。「人が集まる中小企業の経営者が実践しているすごい戦略 採用ブランディング」(WAVE出版)

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