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2023.11.27

インナーブランディングにおける制作物は必要か?5つの制作物の必要性と用途

インナー・ブランディングにおける制作物は必要か?5つの制作物の必要性と用途

むすび株式会社では、インナーブランディングを実施する際に、主に以下5つの制作物を作成します。

  • 社名
  • ロゴマーク
  • ブランドブック
  • ポスター
  • クレドカード

ただし、すべての制作物を用意する必要はありません。必要な制作物は企業規模や状況によっても異なります。

今回は、どのようなシーンでどの制作物が必要になるのかについて解説します。

インナーブランディングで制作物は必要か?

ンナー・ブランディングで制作物は必要か?

前回の記事で、インナーブランディングの費用を抑える方法として「制作物を作らない」と解説しました。

しかし、あくまでどうしても費用を抑えたい場合であり、企業規模によっては制作物も作成すべきです。企業の規模が大きい場合は理念浸透が進みにくいので、制作物は必須だと考えてください。

ただし、制作物もすべてを作れば良いわけではありません。規模によってポスターが向いている場合もあれば、クレドカードを作った方が良い場合もあります。

インナーブランディングで必要になる制作物と用途

ンナー・ブランディングで必要になる制作物と用途

インナーブランディングにおいて私たちむすび株式会社が作成できる制作物は5つあります。

それぞれの使い方について解説します。

ブランドブック

ブランドブックは、ブランドの目指す方向性やブランド価値を共有するため、社内向けに作られる小冊子です。ブランドブックのほか、コンセプトブックとも呼ばれます。

ブランドブックを使って読み合わせをしたり研修を行ったり、様々な活用方法があります。

ポスター

ポスターは、支店や拠点がいくつも分かれている場合であれば有効的に活用できます。ただし、拠点が分かれていても、一つの拠点あたりに人数が少ないのであれば、ポスターは向いていません。

反対に、例えば一つの工場に多くの人が勤めている場合にも、ポスターは有効的です。このとき、ポスターを貼る場所については、できるだけ多くの人が集まる場所にしてください。

たとえば、食堂・オフィス・休憩室などが適切です。人の目につく場所に貼らなければ、せっかくの制作物も意味をなしません。

クレドカード

クレドカードは、主に暗唱のために使われます。効果的な使い方としては、クレドカードを元に朝礼で「理念を基にどのような行動をしているか?」と発表する方法です。

このような会社の文化として制作物を使えるのが一番理想的です。

制作物は作成しただけで満足してしまう企業も多いので、作った後にどのように活用していくかも考えておきましょう。

社名

社名については、社長が社名を変えたいときに行うので、インナーブランディングの工程で行うというよりは、社長の考え次第で作成するかどうかは異なります。

case

これまでの弊社の事例では、横浜家系ラーメンして有名な『町田商店』の会社名を制作致しました。屋号と会社名を切り離して考えなければならないなどの理由から、社名を『ギフト』へ変更。この社名は、ビジョン「シアワセを自分から」になぞらえています。

このようにビジョンやブランドを軸に社名を考えられるのも、弊社むすび株式会社の強みです。

ロゴマーク

ロゴマークを作成するか否かは、そのときの会社の状況によって異なります。

インナー・ブランディングを進めていく工程でロゴマークを作り直すのではなく、最初からロゴマークの変更を検討している場合がほとんどです。

そのため、弊社ではインナー・ブランディングを実施する前段階で「ロゴマークの変更予定はありますか?」と質問しています。インナー・ブランディングをきっかけに会社を一新したい場合には、ロゴマークの変更も検討してみてください。

インナーブランディングの制作物も一貫して依頼すべき

制作物においては、費用を抑えるために社内で作ろうと考える企業もあります。しかし、インナーブランディングを実施するのであれば、制作物まで私たちにご依頼ください。

なぜなら、ブランディングの専門家でないからです。

インナー・ブランディングの中で作成する制作物は、それが今後の制作物のお手本になります。そのため、ブランディングの軸にそって作られていない制作物では意味がないのです。

私たちMUSUBI株式会社は、インナーブランディングの最初の段階からサポートするので、会社の考えを一貫して理解できます。その上で制作物を作成した方が、ブランドの軸にそったものを作成できます。

インナーブランディングの制作物も重要なブランディング

インナー・ブランディングの制作物も重要なブランディング

インナーブランディングを実施する際は、制作物もぜひ私たちにお任せください。

今回解説したように、制作物もインナーブランディングの施策にそって作成しなければならないので、私たちにお任せいただいた方がより効果のある制作物を作成できます。

また、私たちは、ただ制作物を作るクリエイティブのみの会社ではありません。「どの制作物をどのように活用すべき」「自社の規模によってどの制作物が向いているか」かまでアドバイス致します。

制作物を含めた一貫したインナーブランディングを行うのであれば、ぜひ私たちに一度ご相談ください。

深澤 了 Ryo Fukasawa
むすび株式会社 代表取締役
ブランディング・ディレクター/クリエイティブ・ディレクター

2002年早稲田大学商学部卒業後、山梨日日新聞社・山梨放送グループ入社。広告代理店アドブレーン社制作局配属。CMプランナー/コピーライターとしてテレビ・ラジオのCM制作を年間数百本行う。2006年パラドックス・クリエイティブ(現パラドックス)へ転職。企業、商品、採用領域のブランドの基礎固めから、VI、ネーミング、スローガン開発や広告制作まで一気通貫して行う。採用領域だけでこれまで1000社以上に関わる。2015年早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。同年むすび設立。地域ブランディングプロジェクト「まちいく事業」を立ち上げ、山梨県富士川町で開発した「甲州富士川・本菱・純米大吟醸」はロンドン、フランス、ミラノで6度金賞受賞。制作者としての実績はFCC(福岡コピーライターズクラブ)賞、日本BtoB広告賞金賞、山梨広告賞協会賞など。雑誌・書籍掲載、連載多数。著書は「無名✕中小企業でもほしい人材を獲得できる採用ブランディング」(幻冬舎)、「知名度が低くても”光る人材”が集まる 採用ブランディング完全版」(WAVE出版)。「どんな会社でもできるインナー・ブランディング まず教育、そして採用、業績アップ。鉄板の好循環をつくる」(セルバ出版)。

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