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レポート

2019.11.01

理念浸透の際に大切な3つの在り方。

ブランディングの仕事は、最初から社内への理念浸透が行えるような形で進むのが理想です。

これって実は組織の最小単位である家族にも言えるなあと
仕事すればするほど、気づかせてくれます。
わたしには小学6年の息子と小学5年の娘がいるのですが、
例えば、親であるわたしが子どもたちの将来にいいからと
大して彼らの意見を聞かずに進学先を先回りして決めると、
子どもたちには反感を持たれたり、
場合によっては内紛が生じたりするわけですよね。

この場合、親は「子どものために【良かれ】と思って」やっていますが、
子どもからしたら「僕たちの意見や気持ちも聞かず【勝手にやり始めた】」
という認識を抱いてしまうことも。
いくら子どもであっても家族に関することは、
丁寧に説明し、相手の意見を聴かなきゃいけません。
特に子ども本人が塾へ行くなど行動が伴う場合には特に。

この事象を企業という組織に当てはめても同じことが言えるなあと
クライエントワークをしているとひしひしと感じます。
大きな組織になると全員への丁寧な説明と相手の意見を聴くというのは
難易度が上がっていきますよね。
なので口頭で伝えていくのもありつつ、
こういうプロジェクトが始まりましたよ、
というお知らせの文章も大切になってきます。
そして、こういった行動の根幹にあるのが
「社員一人ひとりのこと見てますよ」
「何かあれば話してね」
「あなたたちは会社の大切な仲間だよ」
というメッセージだと思うのです。

これってぼんやりしていて正解がなく、
どうやったら効果的に伝えられ、
相手に伝わるのかが分からず
多くの方が頭を悩ませたことがあるかもしれません。
そんな捉えにくいもののヒントとなるのが、
【信頼・尊敬・共感】に基づくコミュニケーションの在り方。
言い換えると、【信頼・尊敬・共感を感じさせる言葉や態度】
ということになります。

こういう風に言うと難しく感じるがしれませんが、
実はすでにその組織の(コミュニケーションの)中にあるものなんですね。
それがその組織において「どんな行動・態度」 として
形成されているのかを見つけること。
これが理念浸透の第一歩だと感じています。

そして、それを見つけて、増大させるお手伝いをするのが
ブランディングを行うわたしたちの仕事でもあります。
言うは易しですが、実際内部に寄り添い、最適なところを見つけ、
社内を整えていくことでもあるので時間がかかることも。

時にさまざまな調整を要し、
前に進まないこともあるかもしれません。
それも受け入れつつ、企業のみなさんと連携を取りながら
最適を一緒に見つけ、プロジェクトを前に進めていく。
そんなことがお客さま伝わるようなコミュニケーションを心がけています。

(嶋尾)

息子のサッカーの公式戦で

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