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レポート

2020.02.07

本菱のロゴに隠した想い

甲州富士川「本菱」のロゴは富士川町で有名なダイヤモンド富士と桜、そして山梨を表す武田菱の図形の構成となっています。

ダイヤモンド富士とはちょうど富士山の山頂から日が昇ってくることで、1年のうちでも、冬至の前後の短い期間しか見ることができず、富士川町はこのダイヤモンド富士の絶景ポイントです。ここからの富士の眺望は、関東の富士見百景に認定されています。
富士川町にある大法師公園の桜は日本のさくら100選に選ばれている名所です。毎年約2000本の桜が咲き乱れます。夜はライトアップされ幻想的な空間が浮かび上がります。

武田菱は武田氏とその一族の家紋は「菱」で代表され山梨を表す図形として多用されています。

実は本菱のロゴにはもう一つ隠した想いがあります。

本菱は30代前半の女性がターゲットのお酒です。かつては富士川舟運で栄えた町で、多くの酒場で賑わっていました。昨今の過疎化が進み、かつての賑わいを願い、高年齢層ではなく、若い女性でも飲める日本酒を目指しました。
本菱のこのロゴに隠された想いとは、図形を1色にすると着物を着た女性の凛とした後ろ姿が浮かび上がるようにしています。

私も、今までに様々なロゴを制作させて頂きましたが、隠し絵的なロゴの制作は初めてでした。とても感慨深い作品となりました。(岡谷)

ダイヤモンド富士・桜・武田菱
女性の後ろ姿
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