【プレスリリース】現場ほど「下流」を高く自己評価する。 だが独自性は、「上流」でしか設計できない 〜 同一の調査票で、経営者465名と採用関与社員200名の課題・実践度の 認識を比較 〜

現場ほど「下流」を高く自己評価する。だが独自性は、「上流」でしか設計できない〜 同一の調査票で、経営者465名と採用関与社員200名の課題・実践度の認識を比較 〜

むすび株式会社(本社:東京都目黒区、代表:深澤了)は、同一の調査票で経営者465名と採用関与社員200名の採用ブランディング実践度を比較しました。その結果、現場に近い社員ほど採用フローの設計や検証といった「下流」を高く自己評価する一方、自社の強みやスローガンを言語化する「上流」は、経営者と同じく低評価にとどまりました。独自性を決める上流を固めなければ、差別化にはつながりません。

現場は「下流」を高く評価する。より近くで見ているから

実践度21項目を項目ごとに比較すると、現場のほうが自己評価が高い差が大きいのは「母集団を測定し振り返る(検証)」+0.33、「説明会に物語・社員体験」+0.32、「採用フロー各段階を設計」+0.28、「印象に残るフロー設計」+0.26でした。いずれも採用実務に直結する下流の工程です。現場は日々これらを動かしており、手応えを実感しやすい立場にあります。

上流の「独自性の設計」は、経営者も現場もできていない

両者が最も一致したのは「弱みもポジティブに発信する」(差+0.03)。そして「自社の強みを3つに絞る」「スローガンへの言語化」といった上流の言語化は、現場でも2.9点前後、経営者でも2.74点前後と、双方で低評価でした。項目別の自己評価の相関はr=0.46にとどまります。何が課題かの順位がr=0.9で一致するのとは対照的に、できている感覚はズレています。

小手先の差別化は、差別化にならない

採用の差別化は、上流で自社の独自性を設計するところから始まります。自社の強みと求める人材のインサイトが交差する独自の土俵。それを言葉にしないまま、説明会の演出やフローの見せ方だけで差をつけようとしても、結局は他社と似た採用になります。上流の言語化を経営が主導し、現場の協力体制を整える。この両輪が、採用の成果を分けます。

代表コメント

私たちは、採用ブランディングを、自社の物語を発見することから始まる営みだと考えています。今回の比較で見えたのは、現場は下流の実践を高く評価する一方、上流の言語化は経営者も現場も苦手にしているという構図でした。しかし、独自性は上流でしか設計できません。強みを絞り、物語を言葉にし、自分たちだけの土俵を定める。そこを飛ばして下流の演出だけを磨いても、小手先の差別化は差別化になりません。上流の言語化は、本来は経営がリードすべき仕事です。現場の手応えと経営の言語化がかみ合ったとき、採用は本物の差別化に近づきます。

深澤 了(むすび株式会社 代表取締役)

調査概要

調査名:経営者465名×採用関与社員200名 採用実態 認識ギャップ比較2026
調査対象:全国の経営者・役員465名(分析対象464名)/全国で採用に関与する社員200名
有効回答数:経営者465名・採用関与社員200名
調査時期:いずれも2026年7月
調査方法:インターネット調査(同一の調査票)
調査機関:自社調査
設問設計:当社が独自に体系化した「採用ブランディング21の法則」を調査票に落とし込み5段階で測定。新卒・中途の採用成否、採用課題26項目、売上規模を同一票で聴取し、立場間で比較。
分析手法:立場間比較/課題数の計数/選択率の相関分析(Pearson)/項目別ギャップ分析
尺度信頼性:実践度21項目の Cronbach's α=経営者0.989・現場0.983

代表略歴

深澤 了(ふかさわ りょう)
ブランディング・ディレクター/クリエイティブ・ディレクター。日本で初めて採用ブランディングを理論化・体系化した「採用ブランディング」の生みの親。早稲田大学商学部卒業後、山梨日日新聞社・山梨放送グループ入社。広告代理店アドブレーン社制作局配属。CMプランナー/コピーライターののち、パラドックス・クリエイティブ(現パラドックス)へ。企業、商品、採用領域のブランドの基礎固めから、VI、ネーミング、スローガン開発や広告制作まで一気通貫して行う。採用領域だけで1000社以上に関わる。早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。著書に『無名×中小企業でもほしい人材を獲得できる採用ブランディング』(幻冬舎)、『採用ブランディング 完全版』(WAVE出版)、『共鳴経済』(サンクチュアリ出版)など。国立大学法人富山大学と共同研究。学術論文(査読付き)7編。FCC賞、日本BtoB広告賞、山梨広告賞など受賞。連載、登壇、雑誌掲載多数。

弊社書籍のご紹介

深澤の思想の根幹にある2冊。『採用ブランディング 新版』では中小企業が大手と戦わず選ばれる方法論を、『共鳴経済』では本調査の背景となる採用・組織・顧客を貫く新しい経営理論を提示しています。

『人が集まる中小企業の経営者が実践している、すごい戦略 採用ブランディング 新版』
著者:深澤 了/定価:1,760円(税込)/出版:WAVE出版
https://www.amazon.co.jp/dp/4866214880

『共鳴経済 社員が“推す”会社が伸びる』
著者:深澤 了/定価:1,780円(税込)/出版:サンクチュアリ出版
https://amzn.asia/d/02r0mijW

会社概要

社名:むすび株式会社
代表者:代表取締役 深澤 了
所在地:〒153-0063 東京都目黒区目黒2-11-3 印刷工場2F_d / 〒400-0405 山梨県南アルプス市下宮地237 B-201
資本金:1,000万円
設立日:2015年4月6日
事業内容:共鳴経済に基づく企業・商品/サービス・採用市場におけるブランドの開発・育成
URL:https://www.musubi-inc.co.jp/

本件に関するお問い合わせ

【本プレスリリースに関する報道関係者からのお問い合わせ先】
むすび株式会社 広報担当:伊藤
Email:info@musubi-inc.co.jp

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