【プレスリリース】現場は経営者より、 見えている採用課題がほぼ1つ多い。 一致するのは課題の「順位」、分かれるのは「数」
経営者465名×採用関与社員200名の比較調査。現場は経営者より、見えている採用課題が1人あたりほぼ1つ多い
むすび株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役:深澤了)は、同一の調査票を用いて、経営者・役員465名と採用に関与する社員200名に採用課題を尋ね、両者の認識を比較しました。その結果、現場の社員は経営者より1人あたり0.7から0.8個多く採用課題を挙げ、「課題は特にない」と答えた割合は経営者の約半分でした。何が課題かの順位はほぼ完全に一致する一方で、見えている課題の数と解像度に差が開いています。多くの企業が採用数を満たせない背景には、現場と経営者で課題がすり合わされていない構造がありそうです。
本比較は2026年7月に実施した2つの調査(経営者・役員465名、採用関与社員200名)を、同一の調査票で突き合わせたものです。
課題の数は、現場が0.7から0.8個多い。経営者は3割が「課題ゼロ」
回答者1人が挙げた採用課題の数を数えると、新卒では経営者1.84個に対し現場2.50個(差0.66個)、中途では経営者1.58個に対し現場2.42個(差0.84個)でした。現場はほぼ1つ多く課題を認識しています。
さらに「課題は特にない」と答えた割合は、新卒で経営者29.6%に対し現場14.8%と、およそ半分でした。逆に課題を3個以上挙げた割合は、経営者28.3%に対し現場40.6%です。採用を構造的に捉える現場ほど、課題の解像度が高くなっています。経営者の約3割が「課題なし」と認識していることは、見えていない死角がある可能性を示します。
何が課題かの順位は、ほぼ完全に一致する
一方で、26項目の課題それぞれをどれだけの人が選んだか、その選択率の相関を見ると、新卒でr=0.95、中途でr=0.89と、極めて高い一致を示しました。母集団形成(量と質)を筆頭に、何が重要な課題かという順位は、立場を超えて共通しています。
順位が一致しているにもかかわらず、多くの企業は依然として採用数を満たせていません。「計画通り以上」に採用できた割合は経営者・現場ともに4割弱で共通です。ここから見えてくるのは、同じ課題を見ていても、現場と経営者がその中身をすり合わせられていないのではないか、という仮説です。
差が出るのは「協力体制・マンパワー・経営陣の関与」の3点
現場が経営者より強く挙げた課題を具体的に見ると、3つに集約されます。第1に「人事部以外の部署の協力体制がない」。新卒で現場が経営者より8.6ポイント高く、全26項目のなかで最大の差です(中途でも6.2ポイント高い)。第2に「マンパワーが足りない」。中途で現場が7.0ポイント高く出ています。第3に「社長や役員が採用に協力できていない」。新卒で4.2ポイント、中途で3.2ポイント、現場のほうが強く実感しています。
当社が支援し採用ブランディングを実践している企業は、まさにこの全社の協力体制、人員、そして経営陣の関与という3点を重視して取り組み、成果を出しています。多くの企業がこの3点を依然として重要な課題として挙げないのは、そこにこそ成否を分けるカギがあることに、まだ気づいていないからだと考えられます。
###代表コメント
採用は、人事部だけのタスクではありません。同じ未来を目指す同志を迎え入れる、全社一丸の営みであり、経営の最優先事項です。今回の比較で最も示唆的だったのは、経営者の約3割が「課題は特にない」と答えた一方、現場はほぼ1つ多く課題を挙げていたことです。しかも現場が強く感じているのは、協力体制、マンパワー、そして社長や役員の関与という、経営が本来リードすべき領域でした。経営が現場の課題リストを吸い上げ、同じ絵を描けるかどうか。そこが成果を分けます。現場の詰まりを拾うことから、採用は変わり始めます。
深澤了(むすび株式会社 代表取締役)
調査概要
調査名:経営者465名×採用関与社員200名 採用実態 認識ギャップ比較2026
調査対象:全国の経営者・役員465名(分析対象464名)/全国で採用に関与する社員200名
調査時期:いずれも2026年7月
調査方法:インターネット調査(同一の調査票を使用)
調査主体:むすび株式会社(自社調査)
主な設問:当社が独自に体系化した「採用ブランディング21の法則」を調査票化した実践度21項目(5件法)、新卒・中途の採用成否、新卒・中途の採用課題(26項目から複数回答)、直近決算の売上規模
分析手法:立場間比較、課題数の計数、選択率の相関分析(Pearson)、課題選択率のギャップ分析
本リリースの主分析:課題数の比較(新卒 経営者1.84個・現場2.50個/中途 経営者1.58個・現場2.42個)、課題ゼロ率(新卒 経営者29.6%・現場14.8%)、選択率相関(新卒r=0.95・中途r=0.89)、課題ギャップ(協力体制の欠如が最大+8.6ポイント)
代表略歴
深澤了(ふかさわ りょう)
ブランディング・ディレクター/クリエイティブ・ディレクター。日本で初めて採用ブランディングを理論化・体系化した「採用ブランディング」の生みの親。早稲田大学商学部卒業後、山梨日日新聞社・山梨放送グループ入社。広告代理店アドブレーン社制作局配属。CMプランナー/コピーライターののち、パラドックス・クリエイティブ(現パラドックス)へ。企業、商品、採用領域のブランドの基礎固めから、VI、ネーミング、スローガン開発や広告制作まで一気通貫して行う。採用領域だけで1000社以上に関わる。早稲田大学ビジネススクール修了(MBA)。著書に『無名×中小企業でもほしい人材を獲得できる採用ブランディング』(幻冬舎)、『知名度が低くても「光る人材」が集まる 採用ブランディング完全版』(WAVE出版)、『どんな会社でもできるインナー・ブランディング』(セルバ出版)など5冊。国立大学法人富山大学と共同研究。学術論文(査読付き)7編。FCC賞、日本BtoB広告賞、山梨広告賞など受賞。連載、登壇、雑誌掲載多数。
会社概要
社名:むすび株式会社
所在地:東京オフィス 〒153-0063 東京都目黒区目黒2-11-3 印刷工場2F_d / 山梨オフィス 〒400-0405 山梨県南アルプス市下宮地237 B-201
代表者:代表取締役 深澤了
資本金:1,000万円
設立日:2015年4月6日
事業内容:共鳴経済に基づく企業・商品/サービス・採用市場におけるブランドの開発・育成
URL:https://www.musubi-inc.co.jp/
本件に関するお問い合わせ
広報担当:平瀬
メール:info@musubi-inc.co.jp




