【物流】大手ナビ頼みをやめ、自社の言葉で採る。京葉流通倉庫の採用ブランディング事例
埼玉の倉庫・物流会社、京葉流通倉庫は、大手就職ナビに頼っても採れない状態から、採用ブランディングで『チャレンジの合言葉は「なら」と「しか」』という採用スローガンを掘り起こしました。採用チームを若返らせ、独自チャネルへ転換した結果、数か月で中途15人の採用につながっています。ここでは、その取り組みの中身と効果を紹介します。
この事例のポイント
- 大手就職ナビに費用を投じても新卒が採れない、物流業界共通の採用難が出発点だった
- 1人で採用から育成まで抱えていた体制を、20代3人を加えたチームへ若返らせた
- 社長が大切にしてきた言葉から、合言葉「なら」と「しか」の採用スローガンを掘り起こした
- 大手ナビ依存をやめ、地元メディア・SNS・人材紹介など独自チャネルへ切り替えた
- 2025年秋からの数か月で中途入社15人を実現した
- 勢いは翌年度も継続。2026年度は中途採用目標20名に対し、開始2か月弱の5月時点で半分(10名)、7月時点で12名を採用
目次
- 課題:ナビに費用を投じても、新卒が採れない
- やったこと1:採用チームを若返らせる
- やったこと2:合言葉「なら」と「しか」を掘り起こす
- やったこと3:大手ナビ依存をやめ、独自チャネルへ転換する
- やったこと4:中途と人材紹介に、戦略を共有する
- 効果:数か月で中途15人を採用
- よくある質問(FAQ)
課題:ナビに費用を投じても、新卒が採れない
物流業界の採用難と、担当者1人に依存した体制。この2つが重なっていました。
京葉流通倉庫は、埼玉県で倉庫・物流事業を営む会社です。新卒採用に力を入れていましたが、大手就職ナビに費用を投じても思うように採れませんでした。物流業界はもともと採用が難しく、費用対効果への疑問がふくらんでいたのです。
さらに、採用は1人の担当者がほぼ全て抱えていました。採用から入社後の育成までを1人で担うのは限界があります。倉庫業界の講演でむすびの考え方に触れたことをきっかけに、相談へとつながりました。
「ナビに出しても採れない」の原因は、媒体ではなく伝え方にあります。まずはご相談ください。
https://www.musubi-inc.co.jp/musubi-contact
やったこと1:採用チームを若返らせる
最初に取り組んだのは、採用体制そのものの若返りでした。
1人に依存した体制のままでは、施策を動かし続けられません。そこで20代の男女3人を採用チームに加え、後継者である副社長も参加。従来の担当者を含めた5人でワークショップを行いました。若い世代が入ることで、応募者と近い目線で採用を設計できるようになり、施策を回すマンパワーも生まれました。
やったこと2:合言葉「なら」と「しか」を掘り起こす
ワークショップでは強みと弱み、求める人物像を洗い出し、そこから自社を象徴する言葉を掘り起こしました。
強みは12個ほど挙がり、弱み(マニュアルが整っていない等)も率直に出し合いました。そのなかで浮かび上がったのが、社長が以前お客様から言われ、社員に伝え続けてきた言葉でした。それを磨き上げたのが、採用スローガン『チャレンジの合言葉は「なら」と「しか」』です。「京葉なら、できる」「京葉に、しかできない」。他社にはできないことを引き受けるのが自分たちだ、という誇りが2つの言葉に凝縮されました。もともと社内にあった言葉だからこそ、現場がすぐに自分ごととして使い始め、SNS発信にも展開されました。
採用の軸になる「自社の言葉」を、社員とともに掘り起こします。
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やったこと3:大手ナビ依存をやめ、独自チャネルへ転換する
言葉が定まると、どこで誰に伝えるかの判断も変わりました。
費用対効果の上がらない大手就職ナビや大型合同説明会への依存をやめ、リソースを独自チャネルへ振り向けます。地元テレビの就活番組への出演、駅前大型ビジョンやCMの活用、そして自社SNSでの継続発信。派手さより、自分たちの言葉が届く場所を選ぶ判断でした。伝える媒体は変わっても、「誰に何を伝えるか」が定まっていれば、発信のネタは尽きません。12個の強みと求める人物像を掛け合わせれば、発信できる切り口は数十通りに広がります。
やったこと4:中途と人材紹介に、戦略を共有する
新卒が採りにくい現実を踏まえ、中途採用にも軸足を広げました。
人材紹介や物流専門のエージェント、ハローワークなど接点を広げ、そのすべてに採用戦略をまとめた資料を共有します。「うちはこういう会社で、こういう人が欲しい」を言語化して渡すことで、紹介される人材の精度が上がりました。媒体を増やすのではなく、どの接点でも同じ軸を伝える。この徹底が、中途採用の成果に直結しました。
効果:数か月で中途15人を採用
軸が定まったことで、採用の結果が短期間で表れました。
2025年秋から数えて、中途入社は数か月で15人に達しました。現場採用やアルバイトからの正社員転換も含め、続々と入社が決まっています。エントリー数を追うのではなく、「誰に何を伝えるか」を定めたことが成果につながりました。あわせて、外国人ドライバーの採用にも着手し、採用の幅そのものを広げています。
勢いは翌年度も続いています。2026年度は中途採用の目標20名に対し、開始から2か月弱の5月時点で10名と、早くも半数を採用。7月時点では12名に達しました。一過性の成果ではなく、継続的に採用できる体制へと変わりつつあります。自社の言葉を掘り起こし、伝える場所を選び直す。それだけで、採りにくいとされる物流業界でも採用は動き出すのです。
よくある質問(FAQ)
Q. 京葉流通倉庫はどんな会社ですか。
A. 埼玉県で倉庫・物流事業を営む会社です。倉庫内の作業からトラック輸送まで、多様な職種の人材を必要としています。
Q. なぜ大手就職ナビでは採れなかったのですか。
A. 物流業界はもともと採用が難しいうえ、自社の魅力を「誰に何を伝えるか」が定まっていなかったためです。費用を投じても費用対効果が上がらない状態が続いていました。
Q. 採用スローガン『チャレンジの合言葉は「なら」と「しか」』はどう生まれたのですか。
A. 社長が以前お客様から言われ、社員に伝え続けてきた言葉が土台です。ワークショップで強みを掘り起こす過程で、採用の合言葉へと磨き上げました。
Q. どんな成果が出ましたか。
A. 2025年秋から数えて、数か月で中途入社が15人に達しました。さらに2026年度は、開始2か月弱の5月時点で採用目標20名の半数(10名)、7月時点で12名を採用しています。現場採用やアルバイトからの正社員転換も含め、継続的に入社が決まっています。
Q. 物流・倉庫以外にも応用できますか。
A. できます。採りにくい業界ほど、媒体を増やす前に「自社の言葉」を掘り起こし、伝える場所を選び直すことが効きます。詳しくはお問い合わせください。